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シャチハタの書体を選ぶ際の2つのポイント

シャチハタも書体を選べる!

 

シャチハタと呼ばれる浸透印は、既製品として店頭で売られているシャチハタ社製のネーム9や訂正印に使われる小さなめのネーム6に楷書体が使われているため、楷書体の物しかないと思われているかもしれません。
しかし、オーダーする場合には9種類の書体から選ぶことができ、既製品でも少し大ぶりなネーム11には古印体が使われています。

 

また、他社製の浸透印には別の書体が使われているものもあります。シャチハタ印鑑に使われる9種類の書体には、楷書体、行書体、古印体、隷書体、篆書体と言った印鑑によく使われる書体の他に、明朝体や、角ゴシック体、丸ゴシック体、勘亭流といったコンピューター独特の文字も含まれています。

 

使うシーンによって書体を使い分ける

 

シャチハタの特徴としては、認印の代用として使う以外にも、スタンプ台の要らないスタンプとして使うことがあります。
ですから、用途によって書体は選んだ方がよいでしょう。
また、職場で使う場合はあまり個性的な書体は選ばない方が無難です。

 

基本的には文字がはっきりと識別しやすい書体が使い易いと言えますから、普段パソコンの文字などでも見慣れている楷書体や明朝体、角ゴシック体、丸ゴシック体辺りがおすすめです。
行書体や隷書体、古印体なども文字を識別しやすい書体ですが、普通の印鑑より線が細めになり滲みやすいので、画数の多い漢字を含む場合は先に挙げた書体の方がよいでしょう。

 

職場では、丸型のネーム印だけでなく、住所や社名の入った長方形の住所印や、封筒や箱などに押すスタンプ状の物もよく使われますが、それも用途に合った書体があります。
あまり個性的な書体を選ぶと用途によっては使いにくくなりますから、どのような書体を選んだらよいかわからない場合は、オーダーするお店の方に尋ねてみるとよいでしょう。
一般的な書体を教えてくれます。

 

また、勘亭流は他の書体よりも太めに仕上がる関係上、印面の大きさや文字の画数によっては文字がつぶれて読みにくくなってしまいます。
特に訂正印サイズの物には向かない書体ですから、避けた方がよいでしょう。