意外と知らない丸印と角印の違いと拇印の効力
日常生活では認印くらいしか使わないという方がほとんどでしょうが、会社に勤めている方の中には、社印を押す機会がたくさんあるという方もいるのではないでしょうか。
社印にも色々な種類があり、状況に応じて使い分けることが社内規定などで義務付けられていることも多いので、これからの仕事で社印を使用する機会があるという方は、この機会にそれぞれどんなときに使うのか知っておきましょう。
丸印は非常に重要な書類に使う
丸印の細田氏の特徴は、非常に大切な契約に使用するものという点です。
印鑑を使うポイントは、社内で多く見られますが、丸印は個人で言うところの実印に近く、これが書類に使用されることで、その書類は会社が認めたという大きな証拠となり、書類の価値も非常に大きなものとなります。
仮に適当な書類に丸印を押してしまった場合、将来大きなトラブルにつながる可能性もありうるので、丸印を使用する際は、本当に丸印が必要な手続きや書類なのかどうか、前もって確認しておいたほうが、万が一のミスも減らして安心することが出来ます。
角印は日常の使用が多い?
丸印が重要な書類に使われることが多いのに対し、角印はどちらかというと簡単な手続きや取引の際に利用されることが多いです。
たとえば領収書を切る際の数字のチェックや、その日の業務に必要となる手続きを済ませるのに使ったりと、幅広い使用目的で利用することになります。
もちろん印鑑としての価値は高く、社印が押された契約は、会社が認めた契約として法的な価値が生まれるため、トラブルを起こさないためにも、前もって使用する社印について確認しておくようにしましょう。
丸印と角印の使い分けについて
丸印と角印は主に社印に使われていますが、いずれも使いどころは異なります。
拇印は実印同等の効力がある!
次に拇印の効力についてですが、署名に合わせて拇印で捺印する事で、ほぼ実印に近い効力がえられます。
認印などと比較すると、本人をより証明するという意味では信頼性が高いと言えるのです。
ただ、重要な契約書類においては、拇印で捺印する事はあまり望ましくありません。
朱肉の付き具合や力の入れ方によって、捺印の残り方が異なるので、捺印する箇所の多い書類がある際には、実印を用意しておく方が良いです。
拇印の使い道、特徴について拇印とは朱肉を指の腹につけ、指紋がはっきり分かる様に捺印する事です。
これは、印鑑を持ち合わせていなかった時に拇印を行う事で代用する場面で使われます。
基本は右手の親指を使って捺印するのが一般的です。
どれを使用するかは実は法的には認められておらず、自由に使っても問題がないので、あえて社内規定として社印の使用に関する条件を設けて、過去の慣習に合わせて丸印と角印を使い分けるようにしている企業が多いです。